2012年4月28日土曜日

IMacが故障!!〜そして復活へ〜 | Wwwlogme


Apple, Diary, Mac

先日私のメインマシンであるiMac(Late2009)が故障しました。

故障から復活までに1週間ほどかかり、その間作業が滞るなど色々問題が起きましたが、何とか今では無事に使用できています。

その間の出来事や作業内容などを今後の為にログとして残します。

復活までにはinforatiさんの記事が大変役に立ったので、そちらの記事にリンクを貼りながら説明します。

※追記:ファン制御についてまとめました。

詳しくはこちら 新iMacのHDD交換後のファン制御方法

故障原因はHDDのS.M.A.R.T.エラー

いつも通りiMacを使用していると、突然フリーズしました。

キーボードとマウスの操作も受け付けないので仕方なく電源ボタン長押しで「終了」→「起動」。

しかしここで問題が。

普通ならば画面にアップルマークが出て起動しますが、この時はアップルマークも出ず、いつまで経ってもグレー画面のまま。

調べていく内に原因が分かりましたが(原因解明までに3日ほどかかりました)、原因はHDDのS.M.A.R.T.エラー(HDDの死刑宣告)でした。

考えてみると色々思い当たるふしが…。


mysqlはFileMaker Proを置き換えることができます。
  • Google日本語入力で変換する時に30秒〜1分ほどカーソルがレインボーマークになる
  • Photoshopのレイヤースタイル適用時に30秒〜1分ほどカーソルがレインボーマークになる
  • Macを数時間起動していると、YouTubeなどの動画再生時に必ずブラウザがフリーズする

これらも全てHDDの故障に起因していたのでしょう。

グレー画面のままHDDからの起動が出来ないので、インストールディスクから起動をします。

ディスクから起動したらディスクユーティリティを見ると、ハッキリとS.M.A.R.T.エラーと出ていました。

これで原因はHDDという事が分かったので、HDD交換する事を決意。

しかし、私はTime Machineを使用していなかったのでデータをバックアップする必要があります。

Mac OS Xが起動しなくてもバックアップはできる

Time MachineはMac環境のバックアップと復元には大変便利な機能ですが、私は使用していなかった為ほぼデータの復元は諦めていました。

※この時持っていた外付HDDは昔使用していた250GBなので容量不足

HDDから起動が出来なければ外付けHDDを購入してきてもTime Machineが使えませんからね。

しかし、調べているとインストールディスクからでもバックアップができるという事を発見!

早速インストールディスクから起動し、圧縮イメージとして250GBの外付HDDに保存しました。

これでとりあえず以前のMac環境は避難する事ができました。

後は新品のHDDを買ってきて復元したら元に戻るはず…!

しかしここでも罠が…。

Late2009以降のiMacでは素人のHDD交換は難しい

私のiMacで使われていたHDDはSeagate製のST3500418ASという製品です。


どのように私はオーストラリアの私のカメラのバッテリーを充電するのですか?

このHDDは通常の3.5インチHDDと比べ若干薄いHDDです。(通常:約25mm、本HDD:約20mm)

気分的に同じHDDは使いたくなかった事と、折角交換するなら容量アップをと思い別の製品を購入しましたが、厚さ約25mmの通常のHDDでは、中の配線が当たってしまいました。

※約25mmのHDDでも組み立てられるかもしれませんが未検証です。

温度上昇時に他のトラブルが起きる事を懸念し、大人しく元々使用されていたHDDと同製品を購入。

分解はこちらのサイトを参考にしながら作業を行いました。

分解と組み立て作業は特に問題無く終了。

なぜ見出しに書いた通りLate2009以降のiMacは素人ではHDD交換が難しいのか。

Late2009以前のiMacではHDDの温度センサーは両面テープで直接HDDに貼り付けてチェックしています。

しかし、Late2009以降のiMacはHDD自体がApple特注の物で、HDDに繋がったコネクタからS.M.A.R.T.情報から読み取っている為、Apple社以外から入手するHDDでは温度を読み取る事ができません。

※コネクタを接続しても、市場に出回っているHDDにはそういった情報が書きこまれていない為

この状態でMacを起動した場合、HDDの温度がMacが認識できない為ファンが6200rpmという最大値まで回転します。

さすがにこの回転数だとファンも爆音を立てるので普段の使用には耐えられませんね。

ファンの回転数をコントロールできるFan Controlというアプリもありますが、これは温度によってファンの回転をコントロールするという物で、HDDの温度が読み取れない今回の場合は役に立ちません。

似たようなアプリでsmcFanControlもあり、これは強制的にファンの回転数を制御する物ですが、これも今回の場合ではなぜか上手く機能しないのです。


トップランクの音楽キーボード

これには海外のフォーラムでも皆頭を抱えていました。

S.M.A.R.T.情報を読取るピンをショートさせればファンの回転数が下がるという力技の情報もありましたが、この場合ファンの回転数を上げる事ができなくなる為、夏場にはとてもリスクがあります。

頭を抱えながら海外フォーラムを読みあさっていると、力技を使わなくてもファンの回転数を下げる事ができるという情報が!

Terminalでファンの制御

その方法はこのフォーラムに書きこまれており、前述のsmcFanControlを使用してTerminalから強制的にファンの回転数を制御するという方法。

この場合、ピンをショートさせたりする事なくファンの回転数が下がります。

方法の解説です。

  1. smcFanControlをインストール
  2. アプリケーションフォルダ内のユーティリティフォルダへappを移動
  3. Terminalを開く
  4. 下記のコマンドを入力
  5. /Applications/Utilities/smcFanControl.app/Contents/Resources/smc -k F1Mx -w 2af8

なんと、これでファンの回転数が6200rpmから2750rpmまで下がります!

Terminalで打った2af8という数字は16進数で、ここを変更したら回転数も変える事ができます。

私は2af8のところを12c0(イチニシーゼロ)と打っています。

これは回転数が1200rpmとなります。

この方法を使えば夏場の気温が高い状態でもファンの回転数を任意に上げる事ができます。

ただし、このターミナルコマンドはMacを起動する度に打ち込まなくてはなりません。

AppleScriptで自動化する事ができるのかもしれませんが、私はAppleScriptを使った事が無く調べても分かりませんでした…。

もしこの作業をAppleScriptで自動化できた方は教えてください!

そして復活へ


ファンの回転も落ち着いたのでバックアップしたデータを復元し、元通りの環境になりました。

HDD交換後の現在は、以前から気になっていたGoogle日本語入力時やYouTube閲覧時のフリーズも無くなり快適になりました。

今回の故障で得た教訓は、Time Machineでのバックアップは欠かせないという事ですね。

ディスクからのバックアップには成功したものの、実際にはバックアップと復元だけでも十数時間かかっています。

HDD交換の方法も分かり、温度センサーを使用しなくともファンの制御ができるようになったので、今度はHDDの容量アップをやってみたいですね。

※追記:ファン制御についてまとめました 新iMacのHDD交換後のファン制御方法



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